環境調査としての自転車

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環境調査としての自転車
今回から、私達学生が白馬村を周るための移動手段は自転車になる。真っ赤で艶があって大きさも全員おそろいの自転車。6人で行動すると傍目から見ればいかにも“団体のツアー観光客”みたいな感じなのだろう。都会の広いコンクリートの道路ではそんな光景は滅多に無いので、なんだか滑稽だ。でも、そんな展開も楽しみ、自転車で移動すると徒歩より速いペースで、でも車よりじっくり色々なことを感じることができる。例えば、地形。白馬村はやっぱり山が基盤となって作られた土地だからアップダウンが頻繁にあり、それを上ったり下ったりしなければならない。それに加えて岩のゴツゴツした感触を体全体で受けたり、どんぐりのたくさん落ちた森の小道をすごいスピードで駆け下りる。風も受けるし、植物にも触れる。また、生きているもの、育っているものを観察することもできる。例えば蝶や蛍、花を探すことを目標に、季節の訪れや花の開花を自ら探すという行為を通して初めて、自然の中で生き残ることの厳しさや、花の咲く時間の短さを知る。乗り心地の良い車のシートからは感じられない自然の息吹や感触を肌で感じることができるのだ。

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皆が自然の管理人
自転車の良いところは、徒歩のように一つの対象に主観でこだわりすぎず、しかし車のように遠目で風景のように自然を認識するわけでもなく、適度な距離を保ちながら客観性をもって自然を眺められるという点だろう。最近の社会ではエコロジーや生物多様性などというテーマが騒がれていて、環境調査として汚染度のチェックだとか公害が頻繁に注目されているけど、実際問題、都会に住んでいたらそんなことに実感が沸かない。何年に一度と実施される環境調査も、ここで自転車を通して必然的に見ていれば毎日意識を向けられる。目で見ることによって植物群や巨樹、動物の生息状態や生態系を知り、実際に空気を吸うことで森の発する臭いを知る。道路と森の狭間でどんな音がするかを聞き、交通が自然に及ぼす影響を知り、河川や湖沼の源泉を実際に触れてみて水温や水質などを知る。これらは網羅してリスト化・データ化するものじゃなく、経験から得た情報として個人の頭に蓄積される方がはるかに問題解決の糸口になる。走る人それぞれの乗り方がある自転車であれば、一人ひとりが管理人のように森を見守り、保護・復興すべき自然が何かを考えられるのではないだろうか。

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環境調査としての自転車
今回から、私達学生が白馬村を周るための移動手段は自転車になる。真っ赤で艶があって大きさも全員おそろいの自転車。6人で行動すると傍目から見ればいか にも“団体のツアー観光客”みたいな感じなのだろう。都会の広いコンクリートの道路ではそんな光景は滅多に無いので、なんだか滑稽だ。でも、そんな展開も 楽しみ、自転車で移動すると徒歩より速いペースで、でも車よりじっくり色々なことを感じることができる。例えば、地形。白馬村はやっぱり山が基盤となって 作られた土地だからアップダウンが頻繁にあり、それを上ったり下ったりしなければならない。それに加えて岩のゴツゴツした感触を体全体で受けたり、どんぐ りのたくさん落ちた森の小道をすごいスピードで駆け下りる。風も受けるし、植物にも触れる。また、生きているもの、育っているものを観察することもでき る。例えば蝶や蛍、花を探すことを目標に、季節の訪れや花の開花を自ら探すという行為を通して初めて、自然の中で生き残ることの厳しさや、花の咲く時間の 短さを知る。乗り心地の良い車のシートからは感じられない自然の息吹や感触を肌で感じることができるのだ。

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